2023/09/07
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キョーリンのコリドラス専用人工飼料コリビッツ
観賞魚用飼料のパイオニア企業を自負するキョーリンが開発した、コリドラスに特化した人工飼料のコリビッツ。
そんなコリビッツについて様々なコリドラスに1年以上愛用した私がレビューします。
目次
結論から申しますと、コリビッツはコリドラスにとって非常に優秀な人工飼料です。
その一方で75グラムで2,000円前後と高給和牛のような価格設定です。
そんなコリビッツが活躍する時は、食にうるさい品種を餌付かせる時や立派な体格に成長させたい時でしょう。
2022年7月10日から一年以上コリビッツを愛用してきた中で、他の人工飼料と比べて優れているポイントを紹介します。
ひかりクレストコリドラスと比べると、匂いが香ばしくマイルドになっています。
それがコリドラスにとって魅力的なのでしょう、餌を投下した途端に水槽内が餌祭り状態になります。
小型のコリドラスでも一口でいけそうな絶妙なサイズです。
実際に我が家のハステータスやハブロースス、ピグミーもモリモリ食べます。
タンパク質が多めに設計され、ガッシリとした筋肉質な体格に育ちます。
成分を見てみると、脂質を控えめにし筋肉質でガッシリした体格を目指せれるようになっていました。
コリドラスには餌を選り好みする上級者向けの品種が存在し、給餌の手間に悩まさせるアクアリストも多いでしょう。
そんなグルメなコリドラスにお勧めできる人工飼料です。
ワイルド個体を中心に流通している、上級者向けのロングノーズコリドラス。
ケルビヌスは冷凍赤虫などから苦労してどうにか人工飼料に餌付かせる品種ですが、コリビッツであっさり餌付かせる事ができた。
こちらもワイルド個体の上級者向けロングノーズコリドラス。
餌付かせるのに一苦労のコリドラスですが、ケルビヌスほどではないですが時間をかけながらコリビッツに餌付かせる事が可能でした。
根気良く、冷凍赤虫と混ぜて給餌して餌付かせましょう。
そんな高級で高品質なコリビッツですが、以下の３つの注意点があります。
とにかく高額です。
私が知る限りコリドラスの人工飼料系でトップクラスの高額商品なので、大量にコリドラスを飼育していて倹約したいコリドラスジャンキーの常用餌としてはお勧めできない。
人工飼料の中では嗜好性抜群ですが、どんな品種でも必ず餌付くわけでは無いです。
特にロングノーズシクリが餌付くまで長い時間が必要でしたし、個体によっては最後まで餌付かない場合も想像できます。
あくまで人工飼料の中では嗜好性が高いだけであるという事を忘れてはいけないでしょう。
地味に気になる要素として、水槽内に給餌してから全ての餌が沈むまで少し時間がかかる事があります。
原因は粒の大きさが小さくなった事で、どうしても水面に浮きやすいです。
放っておいても１〜2分で沈んでくれますが、軽く水面をササッとかき混ぜれば水底に落ちてくれます。
結論としては「常にコリビッツ一個は常備しておく」という感じです。
グルメな上級者向けコリドラス以外でも、お迎え当初はストレスから餌を食べない個体も少なくない。
そんな時、人工飼料の最終兵器を試してみるのも一興でしょう。
コリドラス歴10年以上のアクアリスト。
飼育したコリラスドラスは20種類以上、シミリスを筆頭にその他数種のコリドラス繁殖を経験。
一体型小型水槽やコリドラスを研究し、その結果をレビュー記事として執筆活動中。
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