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AQUARIUM

記事更新日 2024/11/04

コリドラス混泳可能な生体リストと解説、小型のエビと貝以外は注意

結論:小型のエビと貝以外の混泳は注意

この記事は約7分で読めます

コリドラスゲルイ

一部を除き温厚なコリドラス故に心配になる混泳生体、一方的に攻撃されトラブルに事も少なくない。

本日のお題は、コリドラスの混泳です。

コリドラス混泳リスト

ネット上で色々な意見が散乱する、コリドラスと混泳可能生体の情報。

実際に10年以上コリドラスを飼育した経験を基に、混泳リストを制作してみました。

相性最強な生体:TOP5

相性最強な生体の定義は、無干渉かつ完全無害で安心できる生体です。

1位:草食性の貝類(フネアマ貝・カバグチカノコ貝・石巻貝)

完全無害で苔も良く食べるので、むしろ混泳してほしいくらい。

2位:スネールイーター

スネール対策で有名な肉食の貝、捕食対象は貝でコリドラスには完全に無関心。

3位:ミナミヌマエビ・カラーシュリンプ・ビーシュリンプ

水草の苔対策のタンクメイト、相性抜群です。

4位:アジアロックシュリンプ

両手のポンポンが可愛い中型のエビ、完全に無害で安心して混泳可能。

5位:オトシンクルス

無害で混泳可能、そして苔も少しだけ食べてくれる。

相性良好な生体:TOP5

相性良好な生体の定義は、追い回されず無干渉で安心できる生体です。

ただコリドラスの卵を捕食するので繁殖には適しません。

1位:クラウンキリー

水槽の上層で生活するので、低層で生活するコリドラスには無害です。

2位:ラスボラエスペイ

非常に臆病な生体なので、コリドラスとは無干渉で無害です。

3位:ラスボラカロクロマ

非常に臆病な生体かつ体も非常に小さく、コリドラスとは無干渉で無害です。

4位:ブルーアイラスボラ

非常に臆病な生体で、コリドラスとは無干渉で無害です。

5位:温厚な小型カラシン(ネオンテトラ・ラミーノーズテトラ・ファイヤーレッドテトラ)

ほぼ無害ですが、頻繁にコリドラス用の餌を勢いよく食べにくるので若干無干渉とは言いずらい。

相性注意な生体:TOP5

結論から申しますと、私はこの領域の混泳は絶対にお勧めしません。

相性注意な生体の定義は、ショップやネット記事で見る「軽く追い回すor突く・隠れ家があれば〜」と表現される領域を指します。

1位:シュードムギルsp.ティミカ

何回か追い回す光景を確認しています。

2位:ゴールデンハニードワーフグラミー

頻繁にでは無いですが追い回します、発情すると顔が黒くなりテリトリーに入ってきたコリドラスを攻撃します。

3位:ドワーフグラミー

頻繁にでは無いですが追い回します、発情すると顔が黒くなりテリトリーに入ってきたコリドラスを攻撃します。

4位:ヤマトヌマエビ

コリドラスが健康体なら問題無いですが、少しでも弱っている個体を見つけるとちょっかいを出します。

5位:プレコ

生活水域が被り縄張り意識もあり、私は普通にお勧めしません。

混泳最悪な生体:TOP5

相性注意な生体の定義は、高確率でコリドラスが致命的な状態になる領域を指します。

特に初心者は絶対に混泳しないでください。

1位:サイアミーズフライングフォックス

小さいうちは大丈夫ですが、成長し10センチを超え出した辺りで普通に攻撃します。

2位:アークレッド・ペンシルフィッシュ

環境に慣れてくると普通に追い回し攻撃します。

3位:ダニオ キャスイット

環境に慣れてくると普通に追い回し攻撃します。

4位:ブラックモーリー

特に発情し出すと危険で、恐ろしく凶暴になります。

5位:ベタ

うまく共存できている例もみますが、ベタは闘魚と書く交戦的な魚です。

腕に自信のある玄人以外はお勧めできません。

追い回すと突かれるに注意

コリドラスポリクティスタス

よく散見する「隠れ家があれば〜」や「少し追い回したり突くだけで〜」というワードには注意が必要です。

コリドラスは体の構成上、攻撃する術を持たない受け身な生き物なのです。

軽く追いますの意味

何もしていないのに、何故か追い回してくる理不尽な水槽という閉鎖的な環境。

コリドラスに大きなストレスを与えます。

軽く突かれるの意味

人間で例えるなら、いきなり一方的に殴りかかってくる環境です。

逆に質問します、本当に混泳させて良いのでしょうか。

隠れ家があればの意味

裏を返せば、コリドラスにとって隠れなければ駄目な環境という意味です。

隠れ家から出ると攻撃される環境で良いでしょうか。

実際に経験した混泳失敗の悲劇

まだ経験が少なかった過去、私の水槽でコリドラスとゴールデンドワーフハニーグラミーがブラックモーリーによって致命傷を受け殺してしまった過去があります。

→ こちらの記事も合わせてどうぞ

悲報:コリドラス水槽にて事件、ブラックモーリー夫妻による殺戮ショー。

この事件以降、少しでも追い回している様子を確認したら別の水槽に隔離するようなり。

今ではメイン生体はコリドラスのみ、タンクメイトにエビ・貝・オトシンの構成でしか飼育しないようになりました。

たまたま成功した事例を信じない

その一方で、混泳成功している情報が存在します。

それは何故でしょうか、以下の2つの項目に分けて解説します。

甘めの混泳可能情報が出回る理由

結論から申しますと、生体の売上に影響が出るからです。

少し闇深い話になりますが生体販売は売ってなんぼです、一般家庭の水槽は1本が妥当でしょう。

彼らも生活がかかっています、神経質に生体相性を説明すると売れる生体も…。

難しそうな混泳は運と玄人技の結果

個体の性格や相性による運の要素と、混泳可能になるよう設定した水槽環境を作る技術。

その「運」と「技術」がマッチする「第2の運」も揃った時、混泳成功しているのかなと考えています。

小型のエビと貝以外の混泳は注意

本当の意味で手放しでお勧めできる混泳生体は小型のエビと貝、そしてオトシンクルぐらいでしょう。

繁殖を考えないなら、上記で紹介した小型の生体も候補に上がります。

コリドラス愛好家として、少しでも皆様のコリドラスライフが充実しますように祈っております。

執筆者
執筆者:MachiMochi

コリドラス歴10年以上のアクアリスト。
飼育したコリラスドラスは20種類以上、シミリスを筆頭にその他数種のコリドラス繁殖を経験。
一体型小型水槽やコリドラスを研究し、その結果をレビュー記事として執筆活動中。

詳しくはこちら >

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