コリドラス歴10年以上のアクアリスト。
飼育したコリラスドラスは20種類以上、シミリスを筆頭にその他数種のコリドラス繁殖を経験。
一体型小型水槽やコリドラスを研究し、その結果をレビュー記事として執筆活動中。
2014/09/22
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暗い話になりますし、結構長くなります。
犯行時刻は昨日の昼、友人2人が家に遊びにきていた時に事件は起こりました。我が家の応接室にコリドラス水槽を置いているのですが遊びに来た友人2人と談笑していた時、ふと水槽に目をやるとゴールデンハニードワーフグラミーの体が「赤い」。
「え!?」っと思わず声が出てしまい、友人達も私の視線の先を見る。その瞬間、ピッタリと息の合ったブラックモーリー夫妻がコリドラスやグラミーを一網打尽!
雌が攻撃し仰け反ったターゲットに対して追い打ちをかけるように雄が攻撃!その繰り返しでまるでアクション映画のようなコンビネーションアタック。
底を見てみるとコリドラス2匹がグッタリしている!そして見る見るうちに生体が倒れていく。
急いでブラックモーリー夫妻を隔離、負傷した生体も別のプラケースに隔離。しかしと損傷は深刻で懸命の処置もむなしく若いコリドラス×3匹とゴールデンハニードワーフグラミー雄×2匹は徐々に弱っていき本日、息を引き取りました。
上の写真は亡くなった後のグラミーの傷口アップです。尾びれも無惨に噛みちぎられています。あの平べったい口にこれほどの威力があるなんて…。
今回狙われたのは比較的小さく若いコリドラス、ゴールデンハニードワーフグラミーも小さ目の雄が頻繁に狙われていた。何故か2匹いるネオンテトラは無傷。そしてある程度大きく育ったコリドラスも無傷です。どうやら自分より大きい生体には手を出さないらしい。ネオンテトラは純粋にスピードが早くブラックモーリーに捉まらなかったのだろうか?
生体同士の争い何て初めて熱帯魚を飼育したての時、ネオンテトラ同士の喧嘩の時以来。何が原因なのだろうと色々と考えた結果。ブラックモーリー雌の腹が更に一回り大きくなっている事に気づいた。これはあくまで私の予想なのですが、これから生まれてくる稚魚を食べられないように捕食しそうな生体を排除したかったのではないか?っという事です。
それだと昨日まで大人しかった彼らがいきなり他の生体に襲いかかった辻褄が合う気がするのです。以前の水草水槽はごちゃごちゃしていて隠れる場所は多く、水面もピグミーフロッグビットが生い茂り稚魚の隠れ場所には不自由しなかった。もしくは環境が変わってストレスが溜っていたか。
なんにせよ今回の事件は完全な人災です。アクアリストは水槽住民達の絶対管理者、全ての責任は私にあるのです。
不幸中の幸いか一番大柄なパパグラミーとママグラミーは軽少で今は元気を取り戻しました。
生き残ったゴールデンハニードワーフグラミー夫婦は尾びれを少しかじられたのみ、発情中の雄グラミーにかじられ慣れているのかママグラミーは隔離したすぐでも餌をガツガツと食べ、結構余裕がある感じに見えました。パパグラミーは気落ちしており、餌は食べますが少し凹んでおります。なにせ若干発情中だったパパグラミーは顔を真っ黒してブラックモーリーに反撃していた。他の雄が倒れていく中、彼が助かったのはその勇猛な抵抗のお陰なのかもしれない…。
こんなに成魚がバタバタと死ぬのは初めてで自分の不甲斐なさが憎い。そして生体達に申し訳ない気持ちでいっぱいです。油膜や色々な苔を食べてくれる優秀なタンクメイトですが攻撃的な一面もあるブラックモーリー。彼らに罪無いです、少し複雑な気持ちですが稚魚3兄弟もシッカリ育て上げます。そしてブラックモーリーは専用の水槽で飼育していこうと思います。
アクア歴一年ですが少し慣れて迂闊だったのでしょう、まだまだヒヨッコだと思い知らされる出来事でした。今回の亡くなった生体達の死を無駄にしないためにも今回の経験を胸に刻み次に繋げていこうと思います。
コリドラス歴10年以上のアクアリスト。
飼育したコリラスドラスは20種類以上、シミリスを筆頭にその他数種のコリドラス繁殖を経験。
一体型小型水槽やコリドラスを研究し、その結果をレビュー記事として執筆活動中。
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