コリドラス歴10年以上のアクアリスト。
飼育したコリラスドラスは20種類以上、シミリスを筆頭にその他数種のコリドラス繁殖を経験。
一体型小型水槽やコリドラスを研究し、その結果をレビュー記事として執筆活動中。
2022/04/07
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ここ最近、希少性の高いコリドラスのハマっている私。
本日のお題は、私が2年間待ち続けた知る人ぞ知るコリドラスアルアについて。
目次
サンタレンにあるアルアン川に生息する、アイバンドが可愛い金色のコリドラス。
アルアという名前は生息地のアルアン川から付けられた。
水質 | 特殊な水質を好む、水替え後に体調を崩しやすい |
---|---|
水温 | 25℃前後をキープ |
給餌 | 人工飼料に餌付けることが可能 |
混泳 | 非常に温厚、攻撃性は皆無 |
繁殖 | 今現在、繁殖情報は存在しない |
寿命 | 情報量が少なく、不明 |
2年前に仕入れ担当のスタッフにお願いして、お迎えできたコリドラスアルア。
その人気と希少性の秘密を解説。
色揚げが仕上がると、独特のオレンジよりの蛍光ゴールドのような体色になります。
キュートなアイバンドと合わさって、豪華なコリドラスパンダのようです。
アルアの背鰭はスジ以外は透明で、非常に独特な印象を受けます。
地味ですが、実際に飼育してみると特徴的に感じるポイント。
養殖個体は存在せず、基本的にはブラジルのアルアン川での現地採集のみ。
生息地が上流の方で最終難易度が高いため、少ない流通量で価格も高め「1匹1万円前後」を覚悟しておきましょう。
飼育情報の少ないアルア、実際に飼育して確認した情報のみを共有いたします。
ブラインや赤虫と混ぜながら人工飼料を与え、ゆっくりと餌付かせる事が可能。
実際にキョーリンさんのコリタブ、デルフィッシュMの食事を確認しています。
清流を嫌うアルアは、一般的なコリドラスの飼育感覚で飼育水を作るのは危険。
水換えも控えて、綺麗すぎない「こなれた飼育水」を目指しましょう。
アルアのアイバンド(目の周りの黒い模様)の色が濃いほど、清流を好まない体質のようです。
今回お迎えした個体は非常にアイバンドが濃かった…。
アルアン川の上流は枯葉が落ちて、溶け込んだブラックウォーターのようです。
しかし上流なので水質は良い、その上で川の流れが非常に強い…。
そんな環境で彼は生まれたのです。
目の肥えた方は上の写真で気づいたと思います、ピロピロに感染しております。
ブラックウォーターで水質の良い環境を用意できず、結果として体内に眠っていたピロピロが発生したのです。
この写真を拡大しうっとり眺めている時に気づいたピロピロの感染。
急いで薬浴するもゴッセイなどとは異なり、食欲のなさが印象に残った。
薬浴中の水換えインターバルで餌を食べない生体の運命は…。
薄々気づいた方も多いでしょう、結論から申します。
合計4匹のアルアを購入し、繁殖を目指すという事で1匹オマケしてもらったコリドラスアルア。
薬浴するも虚しく1ヶ月ほどで全滅しました、いろいろ協力してくれた方々申し訳ございません。
コリドラスを始めたい方は、素直にパレアタスやステイルバイにしましょう。
私がきっと中級者くらいだと思うんですね…。
お金に余裕があり挑戦意欲の高い方なら、私は止めません。
もうね、教えて欲しい。
ぜひ挑戦して教えて欲しい、アルアのブリード個体は市場に流通していないはず。
繁殖成功すると業界で崇められますよ?
一般的なコリドラスとは一線を画す性質のコリドラスアルア、いかがだったでしょうか?
私たちの犠牲により、謎に満ちたアルアの生態の輪郭が少し垣間見えたと思います。
購入検討中の方に少しでも参考になれば幸いです。
コリドラス歴10年以上のアクアリスト。
飼育したコリラスドラスは20種類以上、シミリスを筆頭にその他数種のコリドラス繁殖を経験。
一体型小型水槽やコリドラスを研究し、その結果をレビュー記事として執筆活動中。
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